日本の会社で働き始めると、上司や同僚、お客様など、相手によって言葉の使い方を変える必要があります。
最初は難しく感じるかもしれません。
しかし、よく使う表現を覚えておけば大丈夫です。
今回は、仕事を始めてから役立つ敬語とコミュニケーションを紹介します。

1. 自分の会社の人を高く言わない
社外の人と話すときは、自分の会社の人を高く言わないのが基本です。
例えば、取引先の人に自分の上司について話す場合、
❌「田中部長がおっしゃっていました。」
⭕「田中が申しておりました。」
また、
❌「鈴木課長は外出していらっしゃいます。」
⭕「鈴木は外出しております。」
とします。
簡単に覚えるなら、
社外の人 → 敬意を表す
自分の会社の人 → 高く言わない
2. 「〜になります」「〜のほう」を使いすぎない
仕事では、できるだけシンプルな日本語を使うことも大切です。
例えば、
❌「こちらが資料になります。」
⭕「こちらが資料です。」
⭕「こちらが資料でございます。」
また、
❌「面接のほうは10時からです。」
⭕「面接は10時からです。」
のように、「〜のほう」を使わなくても自然です。
3. 「させていただきます」を使いすぎない
「〜させていただきます」は便利な表現ですが、何でも使うと不自然になることがあります。
❌「資料をお送りさせていただきます。」
⭕「資料をお送りいたします。」
❌「内容を確認させていただきます。」
⭕「内容を確認いたします。」
相手の許可や配慮が必要な場面では、「させていただきます」を使うことがあります。

4. 二重敬語に注意
1つの言葉に敬語を重ねると、不自然になることがあります。
これを「二重敬語」と言います。
例えば、
❌「お読みになられる」
⭕「お読みになる」
❌「ご覧になられる」
⭕「ご覧になる」
❌「おっしゃられる」
⭕「おっしゃる」
難しい場合は、シンプルな敬語を使うことをおすすめします。
5. 「ら」を忘れない
仕事では、できるだけ正しい日本語を使いましょう。
❌「食べれる」
⭕「食べられる」
❌「見れる」
⭕「見られる」
会話ではよく聞く表現ですが、仕事では正しい形を意識しましょう。
6. クッション言葉を使おう
相手にお願いするとき、最初に一言入れると、より丁寧になります。
これを「クッション言葉」と言います。
よく使う言葉は、
・恐れ入りますが、〜
・お手数ですが、〜
・差し支えなければ、〜
・失礼ですが、〜
です。
例えば、
❌「もう一度説明してください。」
よりも、
⭕「恐れ入りますが、もう一度ご説明いただけますでしょうか。」
のほうが丁寧です。

7. 「報告・連絡・相談」を大切にする
日本の会社では、報告・連絡・相談(ほうれんそう)が大切です。
📢 報告
仕事が終わった → 報告する
📞 連絡
予定が変わった → 連絡する
💬 相談
困ったことがある → 相談する
「自分で何とかしよう」と一人で悩まず、早めに相談することを意識しましょう。
8. 仕事でよく使う表現
まずは、次の表現を覚えておくと便利です。
| よく使う場面 | 表現 |
| 返事をするとき | 承知いたしました。 |
| お願いするとき | 恐れ入りますが、〜 |
| 謝るとき | 申し訳ございません。 |
| 間違えたとき | 失礼いたしました。 |
| 確認するとき | 確認いたします。 |
| 質問するとき | お伺いしてもよろしいでしょうか。 |
| 相談するとき | ご相談したいことがございます。 |
まとめ:少しずつ覚えていきましょう
仕事で大切なのは、難しい敬語をたくさん知っていることだけではありません。
相手を尊重すること。
分からないときは確認すること。
困ったときは早めに相談すること。
この3つを意識するだけでも、職場でのコミュニケーションは大きく変わります。
最初から完璧にできなくても大丈夫です。
毎日の仕事の中で少しずつ覚えて、自信を持って日本で働きましょう!
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